福島県浪江町「道の駅なみえ」

全国の商店街を中心とした「ぼうさい朝市ネットワーク」ですが、今回新たな展開として、藤村望洋氏からの提案で「道の駅」連携が提案されました。笠岡も新しい物流の拠点施設として「道の駅笠岡べいふぁ-む」が全国的にも注目されるほどの集客を記録しています。

南三陸もさんさん商店街と伝承館をセットし「道の駅」を新たに形成しています。

この度、笠岡とも関係性の強い福島県浪江町の「道の駅なみえ」との連携を進めてきました。岡山県は震災以後に福島県浪江町に市町村から職員派遣をしています。笠岡らも4名の職員が派遣されている町です。

もう一つ浪江町の道の駅と連携する理由があります。福島から震災以後に笠岡に避難した吉田幸希さんとのつながりです。

幸希さんは、中学を笠岡で過ごして高校から福島に帰りました、そして、大学進学を目指していましたが、今福島の復興に関わることが自分の使命と考え、大熊町で活動をされています。2023年3月には吉田幸希さんの講演会を笠岡で開催しました。原発の福島の苦しみは言葉では語れないものです。そして、幸希さんが住んでいるのが浪江町で、何とお母さんは浪江町の地域おこし協力隊として働いています。こんな縁もあり、3月に幸希さんに来ていただいた時は、焼きそば達人岡田圭二さんにお願いし、なみえ風焼そばを作って振舞ったりもしました。その時に「道の駅なみえ」の菅家駅長とも連絡を取らせていただいていました。

 この度、あらためてぼうさい朝市のことを菅家駅長にお話をさせていただき、ZOOM会議にも参加していただきながら徐々にお仲間に入っていただくようにお願いし、ぼうさい朝市への参加が決定したということです。

笠岡べいふぁ-むでの特産品販売

10月29日の笠岡ぼうさい朝市の開催のPRも兼ねて、南三陸町・浪江町の特産販売を道の駅笠岡べいふぁ-むで10月23日から12月末の期間で開催しました。

V1女子岡山シーガルズ開幕戦応援

2023年10月28日(土)岡山ジップアリーナ

 岡山シーガルズは2011年の震災の年は成績不振で入れ替え戦対象のチ-ムでした。その最終戦に近い3月11日に東日本大震災が起こり、V1女子リーグもその後の試合が中止となりました。そして、結果的に入れ替え戦もなくなりました。しかし、岡山シーガルズは、1か月も経たない4月にチャリティー試合をこのアリ-ナで行っています。私たちもすでに南三陸への支援活動を行っていたので南三陸の復興支援ということで笹かまぼこ等を来場者に配ったり、パネル展示で南三陸の現状を来場者に伝える活動を共に行いました。

 前節も岡山シーガルズは入れ替え戦で勝利し、残留とはなりましたが、新しいVリーグを来年迎えるにあたり課題は山積しているといっても過言ではありません。

 そんな中で、再度原点に帰るという意味からも、この度開催するぼうさい朝市で福島県浪江町の「なみえ焼そば」に笠岡へ来ていただくことになったので、もう一つ無理を言って前日の28日の岡山シーガルズの開幕戦にぜひ「なみえ焼そば」を焼いていただきたいとお願いしたものです。スタッフ1名を前日入りしていただき、焼きそば名人岡田圭二さんにお願いしたところ、笠岡から浪江に派遣された職員2名が手を挙げてくれて、また、高梁市からも3名の職員が応援に来ていただき、この構想が実現したものです。

 何と!当日は約2時間で200食を完売!さすがB1グランプリゴールドメダルの実力です。(岡山シーガルズは負けましたけど。。)

笠岡ぼうさい朝市で「なみえ焼きそば」の炊出し販売を実施。

2023年10月29日(日)笠岡市保健センタ-前

10月29日のぼうさい朝市では笠岡の地元スタッフと共に10時から「なみえ焼そば」を販売し、約2時間で200食を完売。長蛇の列が出来ていました。

ぼうさい朝市ネットワークのシンポジウムにご登壇いただきました。

シンポジウムには、道の駅なみえの引地裕子さんにご登壇いただき、今の浪江の現状をご報告いただきました。

 道の駅なみえの菅家支配人には何かとご無理をお願いしたのにかかわらず、当日は4名のスタッフをご派遣いただき、盛大にぼうさい朝市が開催出来た事を心より感謝申し上げます。
 今後とも交流の輪が広がるように取り組みを進めてまいりたいと考えています。